最重要の販促ツールの管理が大変で"在庫切れ"に
「塚田農場」では、2009年から販促ツールとして印刷物の販促物を導入しています。この販促物にはいろいろな工夫が凝らされており、種類も多数。
「デジタル全盛の世の中で、あえてアナログの紙のツールにこだわっています。紙ならば、店舗でスタッフが絵を描き足したりシールを貼ったりと工夫も加えられ、お客様とのコミュニケーションを盛り上げるのに最適だからです」とマーケティング本部販売促進チームの佐藤加奈子氏は説明します。
「塚田農場」の人気の的は、自社農場や契約農家、漁師との提携などにより、産地から直送される素材にこだわったメニューの数々。「このツールは、そうした料理の数々とともに大きな集客力を発揮する、最重要のリピーター獲得手段に位置付けられています」とEC事業部部長の石川悟氏は補足します。
しかし、複数のブランドで店舗数が50店舗を超える頃から、販促物の発注管理が大変になっていきました。
「それほど重要なツールであるにも関わらず、店から本部に発注しても対応が追い付かず、在庫切れとなってしまうことが常態化しはじめたのです」と石川氏は打ち明けます。